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旅の楽しみといえば「食べること」。日本を訪れる外国人もどうやら食事をとても楽しみに旅行の計画を立てているようです。かつては「SUSHI」「TEMPURA」などが日本食として広く人気を集めていましたが、外国人の嗜好にも変化が現れていると聞きます。では、最近の外国人が大好きな日本食とは一体?海外でますます人気を集める日本食
日本を訪れる外国人が、もっとも楽しみにしている旅の目的は「日本食を食べること」だとご存知でしたか?2013年にはユネスコ無形文化遺産に「和食(washoku)」が登録されましたが、うどんやラーメンなどの日系大手チェーン店が海外に続々と出店したり、日本の漫画や映画を通じてさまざまな日本の食文化が広く知られるようになったりと、外国人にも日本食はますますなじみ深いものになっています。
一層の人気の高まりをみせる日本食ですが、外国人が好むメニューの定番は「寿司・天ぷら」からだんだんと変化してきている様子。では、外国人に今一番好まれている日本食は何だと思いますか?さっそく、外国人に人気の日本食をランキングで紹介していきましょう。
外国人観光客が「おいしい!」と気に入った日本食TOP5
アメリカ・中国・台湾・韓国・香港の5カ国の外国人訪日観光客を対象に、「もっとも満足した日本食はなんですか?」という質問で観光庁が実施したアンケート調査の結果をもとに、人気の日本食をランキングで紹介します。
では、人気TOP5の日本食を、1位から5位まで順にチェックしていきましょう。
■第1位 ラーメン
外国人にもっとも人気のある日本食に選ばれたのは、ラーメン!
日本にはお店ごとに独自のさまざまな個性溢れる味のラーメンがあり、外国人も興味津々。その中でも「濃い味付け」のものが好評のようで、台湾や中国の方には濃厚で重すぎない「とんこつ味」が好きな様子。ラーメンは味の種類も豊富なので、好みのラーメンを見つける楽しみがあること、さらにコストパフォーマンスがいいところも人気の理由になっているようです。
■第2位 肉料理
「WAGYU」「WAGYU BEEF」という日本語で知られるほど、日本のブランド牛の人気は広まっています。和牛のさしの部分の甘さが外国人には特に好評で、焼肉、すき焼き、鉄板焼きなどを「日本で食べたい!」と期待が大きいようです。■第3位 寿司
生魚が苦手な欧米人でも、「日本に来たらSUSHI!」という傾向は衰えていません。
巻き寿司を欧米化した「カリフォルニアロール」が知られるようになり、寿司を食する文化が世界中でだいぶ根付いている感もありますが、魚の種類の多さを日本に来て初めて知ったという外国人の声も。
外国人が好きな寿司ネタは、1位がサーモン、2位がマグロ。外国人にとっても馴染みのある魚が食べやすく感じられているようです。アンケートでは、寿司に満足した理由に「料理の美味しさ」と「品質の良さ」が挙がっていましたが、寿司ネタの良さはやはり日本ならではかもしれません。
■第4位 魚料理
寿司のほかにも、日本の魚料理は好評です。煮付けや焼き魚などさまざまある中で、新鮮な刺身は外国人に特に人気。「品質の良さ」と「自国では味わえない」という点が、日本で食べる高い期待と満足度につながっているようです。
■第5位 から揚げ・カレー・お好み焼き・定食など
から揚げやカレーライスといった日本の家庭的な料理から、お好み焼きなどの地方のソウルフード、白ご飯とお味噌汁とおかずを組み合わせる定食スタイルの食べ方まで、等身大の幅広い日本食が外国人に知られ、関心を集めていることがわかります。
かつては「SUSHI」「TEMPURA」といった料理が外国人の人気でしたが、こうした日本人が普段から食べている料理が楽しまれるようになった背景には、日本のテレビ番組や映画、漫画、雑誌などメディアを通して日本の食文化が広く世界に伝わってきたこともありそうです。